2011年 01月 24日
ラ・トゥーレット修道院
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意匠設計担当の平山と申します。
先週末、耐震改修の実施設計を納品致しました。
次の実施設計もすぐにスタートしますが、ほっと一息ついたところです。
今回は今まで見学した建物の中で一番感動した建築について書いてみます。
3~4年ほど前に、建築における「世界の3大巨匠」の1人である
ル・コルビュジエの作品を訪ねるツアーに参加しました。
サヴォア邸、ジャンヌレ邸、母の家、ユニテ・ダビタシオン、
カップマルタンの休暇小屋、スイス学生会館などメジャーな所から
個人宅、コルビジェのお墓などマニアックな?所まで訪ねましたが、
なぜか傑作と言われるロンシャンの礼拝堂が入っていませんでした・・・
その中で一番良かったのはラ・トゥーレット修道院でした。
地下の礼拝室を見学できたのは夕方。あたりが薄暗くなる時刻でした。
照明のない礼拝室の漆黒の闇の中で、光の大砲と呼ばれる
トップライトが柔らかい光を放っています。(左の写真)
祈りの場にふさわしい、神聖で美しい空間でした。
あんなに心を動かされた建築は他にありません。
礼拝堂を見学したのは翌朝、太陽が昇りはじめるころ。
祭壇の脇にある十字架に光があたり、まるで十字架そのものが光輝いているかのようです。
(右の写真。右下の縦に光っているのが十字架です。)
十字架にあたっている光は、かなり離れた位置にある窓から差し込んでいます。
おそらく礼拝の時間に十字架が輝くように設計されていたのでしょう。
現在は、有名な建築家の作品として世界中から見学者が訪れるため、
残念なことに修道院として使われておりません。元僧坊に宿泊することもできます。
光と色の美しさは闇の中で際立ちますので、朝か夕方の見学はおすすめです。
ただし僧坊や階段など、限られた場所しか照明がなくて
日が落ちると真っ暗になってしまうので、懐中電灯をお持ちください。
外に出られなくなります!
平山裕子
先週末、耐震改修の実施設計を納品致しました。
次の実施設計もすぐにスタートしますが、ほっと一息ついたところです。
今回は今まで見学した建物の中で一番感動した建築について書いてみます。
3~4年ほど前に、建築における「世界の3大巨匠」の1人である
ル・コルビュジエの作品を訪ねるツアーに参加しました。
サヴォア邸、ジャンヌレ邸、母の家、ユニテ・ダビタシオン、
カップマルタンの休暇小屋、スイス学生会館などメジャーな所から
個人宅、コルビジェのお墓などマニアックな?所まで訪ねましたが、
なぜか傑作と言われるロンシャンの礼拝堂が入っていませんでした・・・
その中で一番良かったのはラ・トゥーレット修道院でした。
地下の礼拝室を見学できたのは夕方。あたりが薄暗くなる時刻でした。
照明のない礼拝室の漆黒の闇の中で、光の大砲と呼ばれる
トップライトが柔らかい光を放っています。(左の写真)
祈りの場にふさわしい、神聖で美しい空間でした。
あんなに心を動かされた建築は他にありません。
礼拝堂を見学したのは翌朝、太陽が昇りはじめるころ。
祭壇の脇にある十字架に光があたり、まるで十字架そのものが光輝いているかのようです。
(右の写真。右下の縦に光っているのが十字架です。)
十字架にあたっている光は、かなり離れた位置にある窓から差し込んでいます。
おそらく礼拝の時間に十字架が輝くように設計されていたのでしょう。
現在は、有名な建築家の作品として世界中から見学者が訪れるため、
残念なことに修道院として使われておりません。元僧坊に宿泊することもできます。
光と色の美しさは闇の中で際立ちますので、朝か夕方の見学はおすすめです。
ただし僧坊や階段など、限られた場所しか照明がなくて
日が落ちると真っ暗になってしまうので、懐中電灯をお持ちください。
外に出られなくなります!
平山裕子
by housingpro
| 2011-01-24 16:45
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