2011年 03月 03日
次世代照明
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こんにちは。電気設備担当の近藤です。
今日は次世代照明について、少し話したいと思います。
次世代照明の代表格といえば、ご存知LED照明です。
省エネ・長寿命であり、ここ数年のコスト低減により、
導入しやすくなってきました。
世界規模での市場ですと、
2020年には10兆円規模にまで発展するといわれる次世代照明の市場に、
これまで照明を扱ってこなかったメーカーも新規参入が相次ぎ、
これまでの市場の構造が大きく変わろうとしています。
家電量販店やコンビニエンスストアにも電球型LEDランプが並んでますが、
数年前まではその売り場には電球型蛍光灯が並んでました。
私もその当時、家の白熱灯器具のランプを全て電球型蛍光灯に交換した経緯がありました。
しかしながら、白熱灯器具の多くは
廊下やトイレ等、一時的に点灯させる箇所に
多く使われておりました。
電球型蛍光灯の弱点の一つとして
点灯させてすぐには明るくならない事があります。
結果として、一時的にしか点灯させない箇所の電球型蛍光灯は、
元通り白熱灯に戻してしまいました。
現在のLED照明はどうでしょう?
私なりの考えですが、
LEDは、白熱灯と比較し、
光の方向性が強く、広角に配光出来ない特徴が有る様に思います。
逆の見方をすると、限られたエリアを明るくするには、
効率よく明るくする事が出来るともいえます。
例えば机上照明やディスプレイ照明、狭い空間(トイレ等)の照明には
向いているのではないかと思います。
トイレにLED照明を設置した場合、
一般的な家庭で一日2時間程度の点灯時間だとすると、
約55年もの間、球交換しなくて済む計算になります。
蛍光灯の歴史が約60年である事を考えると凄いですね。
LED照明の次に出現してきそうなのは有機EL照明です。
既に薄型テレビや携帯電話、カーナビ等で実現されていますが、
照明の分野においても近々実現化されそうな情勢です。
最大の特徴は、今までの白熱灯・LEDを点の照明、
蛍光灯を線の照明とするならば、
有機EL照明は、面の照明である事だと思われます。
例えば天井一面が照明であったり、
窓から光が差し込む様な照明であったりする事が可能かもしれません。
しかも、布の様に曲げる事が出来る様になれば、
光るカーテン、光るテーブルクロスの様な物も実現されるかもしれません。
蛍光灯並みの照度を得ることが出来れば、
理想的な光環境を創造する事も可能でしょう。
次世代照明のLED、有機EL照明は、
それぞれに特徴があり、両者の技術革新が進んでいけば、
住み分け・共存していく事と思います。
今後の動向にも注視していきながら、
最善の光環境を提供する事もこれからの電気設計に必要な事だと思います。
近藤 崇
今日は次世代照明について、少し話したいと思います。
次世代照明の代表格といえば、ご存知LED照明です。
省エネ・長寿命であり、ここ数年のコスト低減により、
導入しやすくなってきました。
世界規模での市場ですと、
2020年には10兆円規模にまで発展するといわれる次世代照明の市場に、
これまで照明を扱ってこなかったメーカーも新規参入が相次ぎ、
これまでの市場の構造が大きく変わろうとしています。
家電量販店やコンビニエンスストアにも電球型LEDランプが並んでますが、
数年前まではその売り場には電球型蛍光灯が並んでました。
私もその当時、家の白熱灯器具のランプを全て電球型蛍光灯に交換した経緯がありました。
しかしながら、白熱灯器具の多くは
廊下やトイレ等、一時的に点灯させる箇所に
多く使われておりました。
電球型蛍光灯の弱点の一つとして
点灯させてすぐには明るくならない事があります。
結果として、一時的にしか点灯させない箇所の電球型蛍光灯は、
元通り白熱灯に戻してしまいました。
現在のLED照明はどうでしょう?
私なりの考えですが、
LEDは、白熱灯と比較し、
光の方向性が強く、広角に配光出来ない特徴が有る様に思います。
逆の見方をすると、限られたエリアを明るくするには、
効率よく明るくする事が出来るともいえます。
例えば机上照明やディスプレイ照明、狭い空間(トイレ等)の照明には
向いているのではないかと思います。
トイレにLED照明を設置した場合、
一般的な家庭で一日2時間程度の点灯時間だとすると、
約55年もの間、球交換しなくて済む計算になります。
蛍光灯の歴史が約60年である事を考えると凄いですね。
LED照明の次に出現してきそうなのは有機EL照明です。
既に薄型テレビや携帯電話、カーナビ等で実現されていますが、
照明の分野においても近々実現化されそうな情勢です。
最大の特徴は、今までの白熱灯・LEDを点の照明、
蛍光灯を線の照明とするならば、
有機EL照明は、面の照明である事だと思われます。
例えば天井一面が照明であったり、
窓から光が差し込む様な照明であったりする事が可能かもしれません。
しかも、布の様に曲げる事が出来る様になれば、
光るカーテン、光るテーブルクロスの様な物も実現されるかもしれません。
蛍光灯並みの照度を得ることが出来れば、
理想的な光環境を創造する事も可能でしょう。
次世代照明のLED、有機EL照明は、
それぞれに特徴があり、両者の技術革新が進んでいけば、
住み分け・共存していく事と思います。
今後の動向にも注視していきながら、
最善の光環境を提供する事もこれからの電気設計に必要な事だと思います。
近藤 崇
by housingpro
| 2011-03-03 14:11
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