2014年 02月 07日
空間
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この建物は最近建設された建築ではありません。
1912年にオーストリアの建築家
オットーワーグナーの設計によって
建てられたウィーン郵便貯金局です。
100年以上前の建築にもかかわらず
ガラスで覆われたカーブのついた天井からは
柔らかな光が差し込み
床のガラスブロックやアルミ製の吹出口等
無機質な工業製品の組み合わせなのに
暖かさを感じます。
空間のもつ特性は長い時間を経ても
褪せることなく訪れる人々にその息吹を
感じさせてくれます。
建築の持つ「力」を感じます。
安藤暢彦
by housingpro
| 2014-02-07 23:45
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