2007年 10月 15日
コンピューター・グラフィックス
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こんにちは、『ユウ』です。
みなさんはブログをご覧になっているくらいですから多少でもパソコンに嗜みがありますよね。
コンピューターは色々な事を可能にしてくれます。手紙、音楽、映画、買物、読書、ゲーム、探し物、イラストレーション、etc…
この前『よっしー』が設計製図の道具を紹介してくれましたが、
現代は設計図もコンピューターで作図するのが一般的です。
作図する時に使用するアプリケーションは、一般的に「CAD」と呼ばれています。
CADは正式名称をComputer Aided Designといい、直訳すると「コンピュータ援用設計」という
訳語になります。
製図用紙に図面を描く代わりに、ディスプレイに向かってキーボードから基本図形の寸法を入力し、
さらにマウスやタブレットのようなデバイスを併用して作図していきます。
数値の制御は全てコンピューターで行うので、原理的には各分野の図面で完全な整合性を
取る事が可能です。
設計図は設計行為の成果品である為、業務完了時には設計製本にデータ納品が伴います。
近年のCADは多機能化が進み、2次元平面に留まらず3次元立体を作成する事も出来ます。
3次元化する事のメリットはあらゆるアングルから建物の形状の検討・確認が可能であるという事です。
左が2DCADの画像で、右側が3DCADの画像です。
線だらけで良くわからないですが、左の図面に高さの情報を図形ごとに与えると右のようなモデルが出来上がります。
高さを与えて立体化する作業を「モデリング」と呼び、
複数のポリゴンによって建物の形状を確定します。
ここまで出来ると、建物の形状を全方位から確認する事が出来ます。
モデリング作業の後には「レンダリング」と呼ばれる作業があります。
レンダリングは建物の素材や色を指定すると共にカメラアングル、光源位置・種類を与えて、
実際の素材に合わせてカラースキームを行う事が出来ます。
この作業を完了するとリアリティのあるパースペクティブが完成します。
これがいわゆる3DCGと呼ばれるものです。
建築のスタディにおける3DCGは、模型のように自分の手にとって考察する事は出来ませんが、
その分形状と色調を同時にシミュレーションできる事が利点でしょうか。
僕は初めて建築の仕事に携わった時からCADによる作図を行っている、いわゆる「CAD世代」なので、
3DCGに対してもあまり偏見を持たずに作業を習得できました。
最近では映画やゲーム等でとても綺麗なCGを見る事がありますよね。
映画やゲームのCGも上記の作業でモデルを組み立て、それにモーションを加えて3Dアニメーションを作っているのです。
それにしても最近のCGはリアルになり過ぎですよね!
ハリウッド映画や最新のゲーム映像には、もの凄いリアリティがあります。
ホログラフィーを応用して映像そのものが3次元ディスプレイになる日が楽しみですね。
ではまた。
みなさんはブログをご覧になっているくらいですから多少でもパソコンに嗜みがありますよね。
コンピューターは色々な事を可能にしてくれます。手紙、音楽、映画、買物、読書、ゲーム、探し物、イラストレーション、etc…
この前『よっしー』が設計製図の道具を紹介してくれましたが、
現代は設計図もコンピューターで作図するのが一般的です。
作図する時に使用するアプリケーションは、一般的に「CAD」と呼ばれています。
CADは正式名称をComputer Aided Designといい、直訳すると「コンピュータ援用設計」という
訳語になります。
製図用紙に図面を描く代わりに、ディスプレイに向かってキーボードから基本図形の寸法を入力し、
さらにマウスやタブレットのようなデバイスを併用して作図していきます。
数値の制御は全てコンピューターで行うので、原理的には各分野の図面で完全な整合性を
取る事が可能です。
設計図は設計行為の成果品である為、業務完了時には設計製本にデータ納品が伴います。
近年のCADは多機能化が進み、2次元平面に留まらず3次元立体を作成する事も出来ます。
3次元化する事のメリットはあらゆるアングルから建物の形状の検討・確認が可能であるという事です。
左が2DCADの画像で、右側が3DCADの画像です。
線だらけで良くわからないですが、左の図面に高さの情報を図形ごとに与えると右のようなモデルが出来上がります。
高さを与えて立体化する作業を「モデリング」と呼び、
複数のポリゴンによって建物の形状を確定します。
ここまで出来ると、建物の形状を全方位から確認する事が出来ます。
モデリング作業の後には「レンダリング」と呼ばれる作業があります。
レンダリングは建物の素材や色を指定すると共にカメラアングル、光源位置・種類を与えて、
実際の素材に合わせてカラースキームを行う事が出来ます。
この作業を完了するとリアリティのあるパースペクティブが完成します。
これがいわゆる3DCGと呼ばれるものです。
建築のスタディにおける3DCGは、模型のように自分の手にとって考察する事は出来ませんが、
その分形状と色調を同時にシミュレーションできる事が利点でしょうか。
僕は初めて建築の仕事に携わった時からCADによる作図を行っている、いわゆる「CAD世代」なので、
3DCGに対してもあまり偏見を持たずに作業を習得できました。
最近では映画やゲーム等でとても綺麗なCGを見る事がありますよね。
映画やゲームのCGも上記の作業でモデルを組み立て、それにモーションを加えて3Dアニメーションを作っているのです。
それにしても最近のCGはリアルになり過ぎですよね!
ハリウッド映画や最新のゲーム映像には、もの凄いリアリティがあります。
ホログラフィーを応用して映像そのものが3次元ディスプレイになる日が楽しみですね。
ではまた。
by housingpro
| 2007-10-15 17:34
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