2007年 12月 18日
「真」
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マルタ設計ブログが開始されて、早くも1年が過ぎようとしています。
様々な題目で、日常の会社での様子やそれ以外の風景が
掲載されていて、毎日顔をあわせている社員の
新たな1面が垣間見えて新鮮な気分に浸っています。
今回は、「特別企画」として、通常は参加していない取締役3名が
その立場から一文を寄せることになりました。
今日は、これから会社の忘年会でもあることから、
ちょっと、早めですが1年を振り返ってみたいと思います。
今年の漢字は「偽」だそうです。
ちょっと、悲しい感じ(?)ですね。
報道では、食品業界の「偽装」に関心が集まりましたが
建築業界は、なんと言っても2年前に発覚した
「耐震強度偽装」の多大な影響を現在に至るまで受けています。
すでに、報道でご存知の方も多いかもしれませんが
今年の6月に改正された「建築基準法」は、
公布から施行までの期間の短さ、内容告知の不徹底もあり
行政側も審査側も設計側も十分な準備の整わないまま
施行されてしまいました。
そのため、法令の趣旨が伝わらず、確認申請が受付けられない、
また、受付けられても審査期間が予想を大幅に超えてしまうなどの
混乱を引き起こし、工事着工がままならない状況が続いています。
建築は、その強度不足により人命に大きな影響を及ぼすことから
それが、故意に行われようと、ミスであろうと結果に対して、
十分な責任を負わなければならないことは、明白です。
一方で、工場生産品と違い、1つ1つ「手作り」によって
創りあげていくものでもあり、そこには、多くの「人」が関わります。
「人」が「為す」行為が多ければ多いほど
携わる人たちの意識の高さが、重要で
全体の品質を形作っていきます。
建築に対し私たちができることは
「真摯」にかつ、「真心」をこめて取り組むことで、
それが一番大事なことだと改めて感じさせられた1年でした。
写真は、工事中の建物の鉄筋と型枠の間隔を計測しているところです。
すべての部位でこのような確認を行っています。
ものづくりに携わる人として、
一つ一つ当たり前のことを当たり前に遂行して、
確認していく地道な作業が、「品質」と「信頼」を生むのであると考えます。
来年は「真」の年でありますように
常務取締役
安藤 暢彦
様々な題目で、日常の会社での様子やそれ以外の風景が
掲載されていて、毎日顔をあわせている社員の
新たな1面が垣間見えて新鮮な気分に浸っています。
今回は、「特別企画」として、通常は参加していない取締役3名が
その立場から一文を寄せることになりました。
今日は、これから会社の忘年会でもあることから、
ちょっと、早めですが1年を振り返ってみたいと思います。
今年の漢字は「偽」だそうです。
ちょっと、悲しい感じ(?)ですね。
報道では、食品業界の「偽装」に関心が集まりましたが
建築業界は、なんと言っても2年前に発覚した
「耐震強度偽装」の多大な影響を現在に至るまで受けています。
すでに、報道でご存知の方も多いかもしれませんが
今年の6月に改正された「建築基準法」は、
公布から施行までの期間の短さ、内容告知の不徹底もあり
行政側も審査側も設計側も十分な準備の整わないまま
施行されてしまいました。
そのため、法令の趣旨が伝わらず、確認申請が受付けられない、
また、受付けられても審査期間が予想を大幅に超えてしまうなどの
混乱を引き起こし、工事着工がままならない状況が続いています。
建築は、その強度不足により人命に大きな影響を及ぼすことから
それが、故意に行われようと、ミスであろうと結果に対して、
十分な責任を負わなければならないことは、明白です。
一方で、工場生産品と違い、1つ1つ「手作り」によって
創りあげていくものでもあり、そこには、多くの「人」が関わります。
「人」が「為す」行為が多ければ多いほど
携わる人たちの意識の高さが、重要で
全体の品質を形作っていきます。
建築に対し私たちができることは
「真摯」にかつ、「真心」をこめて取り組むことで、
それが一番大事なことだと改めて感じさせられた1年でした。
写真は、工事中の建物の鉄筋と型枠の間隔を計測しているところです。
すべての部位でこのような確認を行っています。
ものづくりに携わる人として、
一つ一つ当たり前のことを当たり前に遂行して、
確認していく地道な作業が、「品質」と「信頼」を生むのであると考えます。
来年は「真」の年でありますように
常務取締役
安藤 暢彦
by housingpro
| 2007-12-18 18:13
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