2019年 04月 22日
先週、フランスのノートルダム大聖堂が火災になり
尖塔を含め屋根の3分の2が焼けて大きな被害が発生しました。
火事直後にフランス大統領が復興に向けて動きだし
パリ・オリンピックの開催される5年後に再建を目指すことを表明しました。
再建の為にすでに1000億円を超える寄付が表明されており
普通に考えれば莫大な資金が集まっているのですが
そのすべてが芸術品であるノートルダム寺院の再建に
どれほどの費用が必要なのか、
1000億円で十分なのか?想像もつきません。
また、現代のように正確な設計図がない時代の建物だと思うので
再建には写真が頼りになるかと思いますが
その解読や確認にも相当な時間が必要になることが想像されます。
全てが焼失したわけではないとは言え
5年以内の再建もかなり難しいのではと思ってしまいます。
幸いにも数年前にゲームの中で精巧な3DCGが作成されていたということで
再建に役立つのではないか?というニュースも流れていましたが
果たしてどうなるのでしょうか
ノートルダム大聖堂は、ゴシック様式の代表的な建物で
若い頃、私も勉強の為、見にいき、
ゴッシク建築の素晴らしさに感動したのを覚えています。
ちなみに下の絵はその時に描いたスケッチです。
いつの日か、またあの素晴らしノートルダム大聖堂が見られることを願いつつ
今後もその動向を見守って行きたいと思います。
佐々木 剛
2019年 04月 19日
みなさんこんにちは。
今日は小学校の保護者の仕事についてお話したいと思います。
私には都内の公立小学校に通う子供がいます。
学校にもよるのでしょうが、保護者の仕事がいろいろあります。
「校庭開放の係」というのもそのうちの一つで
主に休みの日に、
“グラウンドで遊ぶ子供たちが安全に過ごせるように2時間ほど見守る“
というのが仕事です。遊具の貸し出し管理も行います。
これは特別な仕事ではなく、年に3~4回順番が回ってきます。
この程度の仕事は毎年、全ての保護者がすることになっています。
これにプラスして、子供の在学中に一度(子1人につき一度)は1年間役員の仕事をしなければなりません。
いわゆるPTA会長が組織する各部会の部員となり、
各種行事の開催、広報活動、校区の安全パトロールなど様々な活動を主導します。
組織が大きい為か、やっていることがあまり"仕事"と変わらないと感じます。
簡素化されてきた、とは聞きますが、まだまだヘビーだと感じます。
私は今年度その一員として活動することになりました。
大切な社会貢献の一つととらえ、今年1年がんばりたいと思います。
佐藤 智子
2019年 04月 15日
アルヴァ・アアルト展の東京展を観に東京駅のギャラリーに行きました。
巡回展だったので
展示構成や内容は前回の観た内容とほぼ同じでしたが、
もう一度氏の功績を振り返る形で1点ずつじっくり鑑賞してみました。
私は、建築家としての観点を通して氏をとらえていましたが、
(その他、家具や照明、ガラス工芸などの作品も傑作を多く生み出していますが・・・)
建築家としてのスタンスをもちつつ、
1939年のニューヨークでの万博でのフィンランド館の建物、会場構成、
ドキュメンタリー映画製作などのディレクターとしての活躍や
20世紀中ごろに進めていた建物やプロダクトデザインの規格化へ向けての
苦心する事象などを展覧会を通して初めて知りました。
約1世紀前に怒涛の如く世界にアピールできるデザインを推進していったアアルト氏の
建築やデザインの歴史を知ることができ、今回も展覧会に足を運んで良かったぁ。と、
アアルト設計の椅子に腰かけて、夕暮れの東京駅を眺めながら・・・思いました。
河野弥生
2019年 04月 01日
本日、新元号「令和」が発表されました。
5月1日より、元号が「平成」から「令和」に変わります。
万葉集からの出典のようで、これまで中国古典から元号が選ばれていましたが
国書からの出典は初めてとの事。
「令和」に込められた意味を想い、
新しい時代を良い時代にしていきたいと思います。
渡辺 和美
2019年 03月 22日
千駄ヶ谷へ行く用事があったので
工事中の新国立競技場を見てきました。
完成するのは今年の11月ということですが
当初、コンペによりザハ・ハディット氏の案が選ばれたものの、
工事費の肥大の問題に端を発し、
個性的すぎるデザインへも批判が高まって中止となり
再度、コンペのやり直しにより隈研吾氏の設計になった訳ですが
かなり個性的なデザインであった、ザハ氏の案が採用されていれば
どんなだっただろうと・・・想像してしまいます。
非常にデザイン的にも批判が多かったことは承知していますが
自国で行われる夏季オリンピックは56年ぶりの大イベントであることを考えると
あれは、あれで良かったのではないかと・・
名建築となった前回の東京オリンピックで建てられた
丹下健三氏設計の国立代々木競技場もデザインとしてはかなり個性的で、
当時は批判も多かったようですが、その個性があるからこそ
現在、その時代の象徴となって大きな存在感を示してくれているのではないかと感じるからです。
何はともあれ、最近のニュースも含めて
ゴタゴタの多い、2020年の東京オリンピックですが
今はすべての人の記憶に残る
素晴らしい大会になることを願わずにはいられません。