2009年 10月 20日
まちなみ見学会
|
今日も、空が高く気持ちの良い秋晴れになりました。
思わずどこかへ行ってしまいたい衝動にかられますが
頑張って仕事しています。(当たり前ですけど・・・・)
さて、先日、私は東京都建築士事務所協会主催の
埼玉県飯能市のまちなみ見学会に参加しました。
飯能市は、材木業と絹織物業で早くから街が栄え
市内には、江戸後期から昭和初期に建造された古い建物が残されており
その建物を見学する会に参加したのです。
飯能は、よくドライブで出かける秩父方面へいく際に、
通り道にあたる街なのですが
いつも通りすぎるだけで、全くと言って良いほど知らない街でした。
それ故に、どんな街なのか余計にワクワクしました。
見学会は、駅から徒歩で街並みを散策する形でした。
街を歩き出すと、そこかしこに古い趣のある建物が目に入ります。
材木業関係の和風で蔵をもった建築
絹織物業や病院の建物で、縦長窓の洋風な外観に瓦屋根を乗せた和洋混在の建築
両産業があったからこそ生まれた、物販・宿泊・娯楽施設であった、看板建築
今回の見学会では、地元で建物の保存活動をしている方がツアーガイドとして案内してくれたので
各時代背景からディテール、さらにはお家事情まで
詳細な説明付きで建物を観ることができ、とても楽しい時間でした。
また、見学させて頂いた幾つかの建物では、
持主のご好意で内部についても見学させて頂くことができ
その際にお話させてもううこともできました。
そして、その方々が皆さん、ご自身の住んでいる建物に対して
誇りと愛着を持っていらっしゃるのがとても印象的でした。
しかし、こうした建物を残していくのは、
まだまだ厳しい状況が続いているとのことです。
見学させて頂いた建物の中にも、明日から解体するというお話があり
とても、残念な気持ちとなりました。
現代において古い建物を維持し、住み続けるということは、
大変な不便さと経済的負担がかかるのが現実であり
我慢に耐えかねて壊して建替えてしまうケースが後を絶たないのだそうです。
「近年、まちなみ保存の活動をし始めてからも
多くの建物が解体されてしまった。」と
ガイドして下さった方が残念そうに教えてくれました。
それでも、飯能では、民間が率先して、古い蔵をスタジオや住宅にするケースや
民家をお店として再利用したり、
建物を市に寄贈することによって保存される試みが行われていました。
まちなみ保存に対して行政はまだ積極的という状況ではないそうですが
「今後は、行政も巻き込んで、少しでも多くの建物を残したい!」と
最後は熱っぽく語っておられました。
飯能には、うなぎ、うどん・蕎麦の名店が数多くあるそうです。
今度は、ただ通りすぎるのではなく
食事も兼ねて、今回見学しなかったところへも行ってみようと思います。
TSUYOSHI
思わずどこかへ行ってしまいたい衝動にかられますが
頑張って仕事しています。(当たり前ですけど・・・・)
さて、先日、私は東京都建築士事務所協会主催の
埼玉県飯能市のまちなみ見学会に参加しました。
飯能市は、材木業と絹織物業で早くから街が栄え
市内には、江戸後期から昭和初期に建造された古い建物が残されており
その建物を見学する会に参加したのです。
飯能は、よくドライブで出かける秩父方面へいく際に、
通り道にあたる街なのですが
いつも通りすぎるだけで、全くと言って良いほど知らない街でした。
それ故に、どんな街なのか余計にワクワクしました。
見学会は、駅から徒歩で街並みを散策する形でした。
街を歩き出すと、そこかしこに古い趣のある建物が目に入ります。
材木業関係の和風で蔵をもった建築
絹織物業や病院の建物で、縦長窓の洋風な外観に瓦屋根を乗せた和洋混在の建築
両産業があったからこそ生まれた、物販・宿泊・娯楽施設であった、看板建築
今回の見学会では、地元で建物の保存活動をしている方がツアーガイドとして案内してくれたので
各時代背景からディテール、さらにはお家事情まで
詳細な説明付きで建物を観ることができ、とても楽しい時間でした。
また、見学させて頂いた幾つかの建物では、
持主のご好意で内部についても見学させて頂くことができ
その際にお話させてもううこともできました。
そして、その方々が皆さん、ご自身の住んでいる建物に対して
誇りと愛着を持っていらっしゃるのがとても印象的でした。
しかし、こうした建物を残していくのは、
まだまだ厳しい状況が続いているとのことです。
見学させて頂いた建物の中にも、明日から解体するというお話があり
とても、残念な気持ちとなりました。
現代において古い建物を維持し、住み続けるということは、
大変な不便さと経済的負担がかかるのが現実であり
我慢に耐えかねて壊して建替えてしまうケースが後を絶たないのだそうです。
「近年、まちなみ保存の活動をし始めてからも
多くの建物が解体されてしまった。」と
ガイドして下さった方が残念そうに教えてくれました。
それでも、飯能では、民間が率先して、古い蔵をスタジオや住宅にするケースや
民家をお店として再利用したり、
建物を市に寄贈することによって保存される試みが行われていました。
まちなみ保存に対して行政はまだ積極的という状況ではないそうですが
「今後は、行政も巻き込んで、少しでも多くの建物を残したい!」と
最後は熱っぽく語っておられました。
飯能には、うなぎ、うどん・蕎麦の名店が数多くあるそうです。
今度は、ただ通りすぎるのではなく
食事も兼ねて、今回見学しなかったところへも行ってみようと思います。
TSUYOSHI
by housingpro
| 2009-10-20 13:17
<< ライトの椅子 | ボクを知ってる? >> |