2011年 01月 11日
地盤のお話
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こんにちは。
2011年がスタートしましたね。
新年一人目のブログは私、大澤がお送りします。
さて、本年からマルタ設計グループのブログは記名でお届けしています。
技術者一人ひとりがコンサルタントとしての自覚を持ち、
建築設計の内情や醍醐味を織り交ぜながら、魅力的なお話をお届けできればと思います。
今回の僕のブログは「地盤」のお話です。
地盤は言うまでもなく地面の事で、建築物等の構造物の基礎を支えるものです。
この地盤が固いか緩いか等の性状で基礎の形が決定されます。
先日、現在担当している現場で「平板載荷試験」をしてきました。
平板載荷試験とは比較的浅い地盤の地耐力を確認する試験で、
建築物を直接基礎で計画する時に採用する試験です。
具体的には1㎡あたりの地面がどのくらいの荷重(重さ)に耐えられるかを計測します。
写真にあるように直径約30cmの載荷板にジャッキアップした重機の荷重を
段階的にかけていきます。
載荷板の面積は約0.3㎡なので、実際には確認したい耐力の約1/3の荷重で1㎡あたりの地耐力の理論値を算出します。
原則的には建物を設計する際は、必ずこの地盤の地耐力を確認する事が求められます。
構造体の最も基本的な要素でもあるので、当然といえば当然ですよね。
今回のケースもそうですが、諸事情で試験が行えない場合などは過去の地盤データで設計を行い、
工事段階で地盤を確認する事もあります。
今回は東京近郊の敷地でしたが、期待していた地耐力を確認する事が出来てホッとしています。
工事がもう少し進んだら、またレポートしたいと思います。
大澤雄二
2011年がスタートしましたね。
新年一人目のブログは私、大澤がお送りします。
さて、本年からマルタ設計グループのブログは記名でお届けしています。
技術者一人ひとりがコンサルタントとしての自覚を持ち、
建築設計の内情や醍醐味を織り交ぜながら、魅力的なお話をお届けできればと思います。
今回の僕のブログは「地盤」のお話です。
地盤は言うまでもなく地面の事で、建築物等の構造物の基礎を支えるものです。
この地盤が固いか緩いか等の性状で基礎の形が決定されます。
先日、現在担当している現場で「平板載荷試験」をしてきました。
平板載荷試験とは比較的浅い地盤の地耐力を確認する試験で、
建築物を直接基礎で計画する時に採用する試験です。
具体的には1㎡あたりの地面がどのくらいの荷重(重さ)に耐えられるかを計測します。
写真にあるように直径約30cmの載荷板にジャッキアップした重機の荷重を
段階的にかけていきます。
載荷板の面積は約0.3㎡なので、実際には確認したい耐力の約1/3の荷重で1㎡あたりの地耐力の理論値を算出します。
原則的には建物を設計する際は、必ずこの地盤の地耐力を確認する事が求められます。
構造体の最も基本的な要素でもあるので、当然といえば当然ですよね。
今回のケースもそうですが、諸事情で試験が行えない場合などは過去の地盤データで設計を行い、
工事段階で地盤を確認する事もあります。
今回は東京近郊の敷地でしたが、期待していた地耐力を確認する事が出来てホッとしています。
工事がもう少し進んだら、またレポートしたいと思います。
大澤雄二
by housingpro
| 2011-01-11 10:14
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