2011年 08月 18日
淡路島
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現在施工中の幼稚園は、1期工事の壁の配筋中です。
連日の猛暑の中、重い鉄筋を運んで配筋したり、型枠を立てたりするのはとても大変そうです。
もう少し涼しくなってくれるとよいのですが・・・
ところで先日、念願の淡路島へ行ってきました。
今回の目的は、安藤忠雄さんが設計された夢舞台と本福寺の水御堂です。
淡路夢舞台は複合施設で、国際会議場、ウェスティンホテル、
展望台とフォーラム(レストランとショップ)、奇跡の星の博物館(温室)、
野外劇場などが明石海峡公園に隣接しています。
淡路島へは神戸の三ノ宮から高速バスで行くことができます。
国際会議場とホテルは見学できないので、エントランスホールだけちょっと入ってみました。
国際会議場はシンプルな同系色~近似色の濃淡の色使いと、素材を活かした内装が美しいです。
ホテルの脇を廻り込むと、ホタテの貝殻を敷きつめた貝の海と庭園が広がり、
フォーラムと温室へ道が続きます。
水を使うと特に、年を経るごとに美しくなる、というのはなかなか難しいですね・・・
もっとも、竣工当時の真っ白な貝の海よりも、藻?が付いた柔らかな色合いの今の方が
周囲の緑豊かな環境と調和しているのかもしれません。
こども達が貝の海をじゃぶじゃぶ走り回って歓声を上げていました。
視線をひきつけられる楕円フォーラムの周囲は回廊になっており、
回廊を歩いているうちに自然とレストランへ導かれます。
次は奇跡の星の博物館へ。
熱帯の植物やテーマのある庭などが展示されています。
建物内に高低差があり、はじめに上から全体を俯瞰して、
スロープを下りながら緑の中に入ってゆきます。
歩くにつれて視点が変わり、様々な角度から緑の空間を楽しむことができました。
夢舞台から本福寺までは、移動した時間帯にバスがなかったため歩きました。
たどり着いた時の達成感は十分にありますが、
次回は絶対にレンタカーを借りようと決心したのでありました。特に真夏には!
水御堂へはコンクリートの壁を穿った入口から入ります。
神社の鳥居をくぐった時に感じるような、「神聖な領域に入った」感じがしました。
あたりの静けさがいっそう増して、気持ちが引き締まるような感覚、といったら近いでしょうか。
中へ入ると、曲面の壁の際に小道があります。
小道に沿って歩いてゆくと、視界が開けて睡蓮とハスが浮かぶ
円形のコンクリートの池が現れます。この池は水御堂の屋根にあたります。
周囲の山や緑を映した池の中央に切り込むように下る階段があり、
階段を下りてゆくと入口に至ります。
曲面のコンクリート打ち放しの壁と朱色の木の格子に挟まれた通路を歩いて
御本尊が安置されているお堂へ。
御本尊の背後の西側から光が差すように設計されているため、
夕方に近い時間に到着するように旅の計画をたてていました。
晴れていたのですが雲が出てきたらしく、陽が翳った状態からさっと光が強くなるたびに、
朱塗りの格子と御本尊が燃えるように輝きます。
そのままお堂で1時間ほど過ごしました。とても心が落ち着きました。
(内部は撮影禁止です。)
帰りはとぼとぼ東浦ターミナルパークまで歩き、三ノ宮行きの高速バスに乗りました。
今度淡路島を訪れる時は、もっと時間をかけて周りたいと思います。
平山裕子
連日の猛暑の中、重い鉄筋を運んで配筋したり、型枠を立てたりするのはとても大変そうです。
もう少し涼しくなってくれるとよいのですが・・・
ところで先日、念願の淡路島へ行ってきました。
今回の目的は、安藤忠雄さんが設計された夢舞台と本福寺の水御堂です。
淡路夢舞台は複合施設で、国際会議場、ウェスティンホテル、
展望台とフォーラム(レストランとショップ)、奇跡の星の博物館(温室)、
野外劇場などが明石海峡公園に隣接しています。
淡路島へは神戸の三ノ宮から高速バスで行くことができます。
国際会議場とホテルは見学できないので、エントランスホールだけちょっと入ってみました。
国際会議場はシンプルな同系色~近似色の濃淡の色使いと、素材を活かした内装が美しいです。
ホテルの脇を廻り込むと、ホタテの貝殻を敷きつめた貝の海と庭園が広がり、
フォーラムと温室へ道が続きます。
水を使うと特に、年を経るごとに美しくなる、というのはなかなか難しいですね・・・
もっとも、竣工当時の真っ白な貝の海よりも、藻?が付いた柔らかな色合いの今の方が
周囲の緑豊かな環境と調和しているのかもしれません。
こども達が貝の海をじゃぶじゃぶ走り回って歓声を上げていました。
視線をひきつけられる楕円フォーラムの周囲は回廊になっており、
回廊を歩いているうちに自然とレストランへ導かれます。
次は奇跡の星の博物館へ。
熱帯の植物やテーマのある庭などが展示されています。
建物内に高低差があり、はじめに上から全体を俯瞰して、
スロープを下りながら緑の中に入ってゆきます。
歩くにつれて視点が変わり、様々な角度から緑の空間を楽しむことができました。
夢舞台から本福寺までは、移動した時間帯にバスがなかったため歩きました。
たどり着いた時の達成感は十分にありますが、
次回は絶対にレンタカーを借りようと決心したのでありました。特に真夏には!
水御堂へはコンクリートの壁を穿った入口から入ります。
神社の鳥居をくぐった時に感じるような、「神聖な領域に入った」感じがしました。
あたりの静けさがいっそう増して、気持ちが引き締まるような感覚、といったら近いでしょうか。
中へ入ると、曲面の壁の際に小道があります。
小道に沿って歩いてゆくと、視界が開けて睡蓮とハスが浮かぶ
円形のコンクリートの池が現れます。この池は水御堂の屋根にあたります。
周囲の山や緑を映した池の中央に切り込むように下る階段があり、
階段を下りてゆくと入口に至ります。
曲面のコンクリート打ち放しの壁と朱色の木の格子に挟まれた通路を歩いて
御本尊が安置されているお堂へ。
御本尊の背後の西側から光が差すように設計されているため、
夕方に近い時間に到着するように旅の計画をたてていました。
晴れていたのですが雲が出てきたらしく、陽が翳った状態からさっと光が強くなるたびに、
朱塗りの格子と御本尊が燃えるように輝きます。
そのままお堂で1時間ほど過ごしました。とても心が落ち着きました。
(内部は撮影禁止です。)
帰りはとぼとぼ東浦ターミナルパークまで歩き、三ノ宮行きの高速バスに乗りました。
今度淡路島を訪れる時は、もっと時間をかけて周りたいと思います。
平山裕子
by housingpro
| 2011-08-18 13:44
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