2012年 02月 13日
東日本大震災にる建物の軌跡
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私の住んでいるマンションのエントランスに、1ヶ月ほど前から東日本大震災での、建物に及ぼした軌跡等が掲示されています。測定結果として、免震層に設置したケガキ板からの測定より変位量が、東西南北に約50mm~80mm動いていたことが発表されていました。また、免震構造の5階と耐震構造の8階での重力加速度の比較もでており、階は3層分違いますが、約2.7倍の差がでていました。非常に見づらいのですが。
一言で免震と言っても、すべて一律に同じ性能ではありません。本来、各地の地盤は表面が硬い層から非常に柔らかい層、液状化の恐れのある地域など様々です。免震性能はこうした地域の地盤の特性等を考慮し設計する必要があります。また、その性能もどこまでを目標に設計するか、どんな地震を想定して設計するか、クリアランスはどの程度確保するか、などによって変わってきます。
こうした免震の構造設計目標をどこに設定するか、どんな地震を想定するか、などは構造設計者の経験と安全性に対する認識によって設定されることが多く、確認申請が通れば皆、同じ免震性能と考えることは危険なようです。従来は第3種地盤や液状化の可能性のある地域での免震構造の採用は、共震するため難しいと考えられていましたが、高床免震では条件の悪い地盤での免震構造の実績があるようです。
いずれにしても、いろんな構造形式のなかそれぞれの特性を持つものがありますが、私がここに住んでみて、このマンションの高床式の免震構造には今のところ信頼を寄せています。
竹内 良輔
一言で免震と言っても、すべて一律に同じ性能ではありません。本来、各地の地盤は表面が硬い層から非常に柔らかい層、液状化の恐れのある地域など様々です。免震性能はこうした地域の地盤の特性等を考慮し設計する必要があります。また、その性能もどこまでを目標に設計するか、どんな地震を想定して設計するか、クリアランスはどの程度確保するか、などによって変わってきます。
こうした免震の構造設計目標をどこに設定するか、どんな地震を想定するか、などは構造設計者の経験と安全性に対する認識によって設定されることが多く、確認申請が通れば皆、同じ免震性能と考えることは危険なようです。従来は第3種地盤や液状化の可能性のある地域での免震構造の採用は、共震するため難しいと考えられていましたが、高床免震では条件の悪い地盤での免震構造の実績があるようです。
いずれにしても、いろんな構造形式のなかそれぞれの特性を持つものがありますが、私がここに住んでみて、このマンションの高床式の免震構造には今のところ信頼を寄せています。
竹内 良輔
by housingpro
| 2012-02-13 11:39
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