2012年 11月 13日
摩天楼
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代々木体育館や代々木公園が一望できる、旬なオフィスのフロア。
そうです。 現在の渋谷のランドマークとなった、渋谷ヒカリエです。
秋晴れのとある日、渋谷散策のイベントに参加した際に
オジャマしました。
デスクが配置され、オフィスとして機能すると、
これほどまでに空を見渡せる雰囲気はなくなってしまうと思いますが、
仕事の息抜きに、外を眺めることができる環境は
オフィスワーカーにとっては、羨ましい限りです。
(ドラえもんと共に見るヒカリエ)
ここは、道を挟んで立っている、東急百貨店。
屋上遊園からヒカリエを眺めてみました。
その東急百貨店ですが、来年春閉店とともに解体となるそうです。
昭和9年(1934年)竣工のこの建物、当時の摩天楼ですね。
幼少期から母につれられ、
大人になってからも
通勤・通学で昔からお世話になっている、渋谷。
しかし、屋上遊園があったなんて知りませんでした。
昔の面影の残る階段。
建築に興味を持ってから
ふと目に留まった空間です。
東急百貨店内の階段です。
(どこかで見たような窓の形も、ありますね。)
・・・最後に足を運んだのは、宮益坂アパート。
宮益坂を歩いているとき、いつも気になっていた建物。
聞いておどろいたのですが、
昭和28年(1953年)竣工の、日本最初の公営分譲マンションということです。
11建ての、店舗+オフィス+住宅の併用建物で、いまも現役です。
入居も満室のようです。
戦後の復旧の中で現れた、
渋谷の摩天楼建築だったのでしょう。
街の変遷を、駅周辺を少し歩くだけで堪能できることに驚き、
時代の先端をゆく“渋谷”という街の面白さを感じました。
河野弥生
by housingpro
| 2012-11-13 14:30
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