2013年 08月 30日
旧館林市庁舎
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8月も今週で終りとなりました。
今年の夏は特に暑かったですね。
関東地方では群馬県館林市が最高気温の記録で話題になったりもしました。
そんな館林市に「館林市市民センター」があります。
館林市市民センターは旧館林市庁舎を市民センターとして活用している建物です。
竣工は1963年で、設計は世界的な建築家であった菊竹清訓氏です。
年月が経っているので、外観は古惚けて見えますが、菊竹氏らしいモダニズムの迫力を感じます。
塔のようにそびえ立つ白いコア部分と3階以上の飛び出した部屋のガラスのファサードが特徴的です。
この建物は、上階になるほど床面積が増えるような設計となっており、当時の構造技術の進歩をまざまざと表現しているようですね。
建設当時は高度成長期真っ最中の日本。
世の中の力強さをそのまま具現化したような建物のように思えてきますね。しばらく眺めていると、古惚けた外観もそんな歴史的な背景と相まって、どことなく哀愁のある趣が感じられます。
現在の市庁舎に建て替える際、この建物を保存した館林市には賛辞を贈りたいですね。
今見ても、色褪せるどころか益々存在感が増しているような気さえします。
大澤雄二
今年の夏は特に暑かったですね。
関東地方では群馬県館林市が最高気温の記録で話題になったりもしました。
そんな館林市に「館林市市民センター」があります。
館林市市民センターは旧館林市庁舎を市民センターとして活用している建物です。
竣工は1963年で、設計は世界的な建築家であった菊竹清訓氏です。
年月が経っているので、外観は古惚けて見えますが、菊竹氏らしいモダニズムの迫力を感じます。
塔のようにそびえ立つ白いコア部分と3階以上の飛び出した部屋のガラスのファサードが特徴的です。
この建物は、上階になるほど床面積が増えるような設計となっており、当時の構造技術の進歩をまざまざと表現しているようですね。
建設当時は高度成長期真っ最中の日本。
世の中の力強さをそのまま具現化したような建物のように思えてきますね。しばらく眺めていると、古惚けた外観もそんな歴史的な背景と相まって、どことなく哀愁のある趣が感じられます。
現在の市庁舎に建て替える際、この建物を保存した館林市には賛辞を贈りたいですね。
今見ても、色褪せるどころか益々存在感が増しているような気さえします。
大澤雄二
by housingpro
| 2013-08-30 13:40
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