2014年 03月 13日
屋内消火栓
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なかなか暖かくならない春、
あったかい春が待ち遠しい今日この頃です。
ある一定規模の建物には屋内消火栓設備が必要となります。
屋内消火栓設備とは火災の初期消火を目的としたもので、
水槽と配管でつながった、ホースを室内側に設け、消火できるようにする設備です。
一般的には、900x1500程度の鉄箱の中に開けるとホースとノズルがあり
表面の赤色ランプと消火栓起動ボタンがつく形になります。
しかし、火災時においては非常に重要な役割を担うこの設備ですが
それ以外の普段の生活においては、特に必要とされるものではありません。
したがって、普段はあまり意識させないように、
この設備をいかに建物のデザインの一部として
取入れるかという様々な工夫が見られます。
例えば、く内装材(パネル)の目地と合わせて、箱体を収めたパターン。
箱体の外枠を見せない形になっていて、かなり、存在感が消えてきます。
次は、個性のある壁と同一の材料を扉にはることで
その存在をなるべく同化させています。
逆転の発想もあります。
壁が無い建物では、独立したオブジェとして設けています。
スケルトンの消火栓は、オブジェとして成立していると思います。
私が建物見る時、設計者のそんな工夫を見るのも
楽しみの一つになっています。
佐々木 剛
あったかい春が待ち遠しい今日この頃です。
ある一定規模の建物には屋内消火栓設備が必要となります。
屋内消火栓設備とは火災の初期消火を目的としたもので、
水槽と配管でつながった、ホースを室内側に設け、消火できるようにする設備です。
一般的には、900x1500程度の鉄箱の中に開けるとホースとノズルがあり
表面の赤色ランプと消火栓起動ボタンがつく形になります。
しかし、火災時においては非常に重要な役割を担うこの設備ですが
それ以外の普段の生活においては、特に必要とされるものではありません。
したがって、普段はあまり意識させないように、
この設備をいかに建物のデザインの一部として
取入れるかという様々な工夫が見られます。
例えば、く内装材(パネル)の目地と合わせて、箱体を収めたパターン。
箱体の外枠を見せない形になっていて、かなり、存在感が消えてきます。
次は、個性のある壁と同一の材料を扉にはることで
その存在をなるべく同化させています。
逆転の発想もあります。
壁が無い建物では、独立したオブジェとして設けています。
スケルトンの消火栓は、オブジェとして成立していると思います。
私が建物見る時、設計者のそんな工夫を見るのも
楽しみの一つになっています。
佐々木 剛
by housingpro
| 2014-03-13 10:20
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