2007年 02月 15日
"ディテール"
|
こんにちはtomoです。
今日は"ディテール"のおはなし。
ディテールというのは、設計者がこだわる部分なのですが、なにかというと、日本語で言うと詳細図。とにかく細かーい部分です。この部分をいかに検討したかによって、建築の仕上がりが違ってきます。
冒頭の写真は、あるマンションの手摺部分を下から見上げて撮ったものです。
スチールの手摺が、そのまま外壁に水平に伸び、ファサードデザインにアクセントを与えています。これもなかなかのディテールです。
手摺の材質を何にするのか、コンクリート?ガラス?ステンレス?ルーバー?
手摺棒の材質は?、コンクリート?スチール(写真のようなもの)?
形はどうするのか。コンクリートにスリットを開けたり。写真のように手摺棒をずーっと伸ばしてみたり。実に様々です。
というように、実際に建築を建てるときには、各部分を、細かく決めなければ、つくってもらうことができません。それを考え、施工者に伝えるために図面(詳細図)を書きます。こんなことも、設計者の重要な仕事のひとつです。
ただ、ディテールというのはとても重要な部分ですが、ディテールだけがいくら優れていたからといって、いい建築ができるわけではありません。
オーケストラでいかにおのおののパートのレベルが高くても、指揮者がいなければばらばらになり、指揮者の導く方向で全く別の作品が出来てしまうことと同じです。全体をどのように捉えどうするのかというコンセプトが重要なのです。コンセプトによってそれぞれのパートが同じ目的に向かい、調和の取れた美しいハーモニーを奏でることが出来るわけです。
なるほど!建築というのは、同時に様々な視点を持つことが求められるのかーという感じでしょ?全体を大きくとらえつつ、細かーい部分も考え、、、というように。
一般的に、女性は物事を大きく捉えるのが苦手で、細かいことが得意。
男性はその逆、といいますが。。。
だから、この業界の女性は概して男性的なかたが多いです(内面ですよ!)男性も女性的な(内面です)かたが多いと思います。繊細と言う意味です。
・・・と、私は思います(^_-)-☆
みんな苦労して、不得意な部分を身につけていくわけですね。。。
ではまた!
by housingpro
| 2007-02-15 18:37
<< 土地区画の名称(オーストラリア編) | 『テーブルウェア・フェスティバ... >> |